投資に関する助言などを行う投資顧問業は、金融庁や財務省の監査などを受ける立場にあります。
そのため、顧客に対し不適当な助言を行うなどのことをすると、例えば株マイスターのように、営業停止などの措置を受けることになります。
株マイスターは、実際にはどのような理由で営業停止処分を受けたのか、そして現在、指摘された業務態度は改善されたのか、まとめました。

【疑惑1】株マイスターは何が原因で営業停止に陥った?

営業停止勧告のイメージ

金融庁及び財務省が行う監査などにより、毎年いくつかの金融機関や金融商品取引業者が営業停止などの処分を受けています。
そのような処分を受けた会社のひとつに、株式会社SQIジャパンがあります。
SQIジャパンは、投資顧問業を営んでおり日本株式投資に特化した専門サイト「株マイスター」を運営しています。

しかし、2016年11月25日に財務省関東財務局より業務停止命令・業務改善命令が下されました。
関東財務局の発表によると、SQIジャパンが行政処分を受けた理由は主に二つあるようです。

顧客に対し虚偽の情報を伝えて取引の契約・勧誘を行っていた

株マイスターに登録した利用者に対し、実際そのようなものはないのにも関わらず、有力な投資情報を保有しているかのように見せかけていました。

優良誤認を導くような広告を表示していた

具体的には、投資顧問業者をランキング形式で紹介するサイトにおいて、SQIジャパンが常にランキングの上位に載るように広告会社と契約をしていました。

これらの情報から、SQIジャパンは虚偽の内容を利用者に告げていたらしいこと、あるいは誇大広告で集客を狙っていたのかもしれないことが伺えます。

【疑惑2】処分を受けてから株マイスターの利用者は減った?

色が反転しているビル街

SQIジャパンが業務停止命令を受けてから、株マイスターの利用者数は減ったのでしょうか。
株マイスターは利用者数を公開していないようなので断言はできかねますが、利用者数の増減について推測することはできます。

行政処分を受けた後、利用者が減ったか増えたかで言えば、当然減ったであろうと推測できます。
言うまでもないことですが、どの業種のどのような会社でも不祥事などが起これば、信用を失い顧客は離れていきます。

株マイスターは業者向けのサイトではなく、一般の利用者向けのサイトであるので、報道で株マイスターの不祥事を知ったユーザーが利用をやめることは想像に難くありません。
既存の利用者のみでなく新規の利用者の加入も減少したでしょう。

利用者が減少したとみられる一方で、株マイスターは現在も運営されています。
そのため、サービス停止になるほどには顧客が離れなかったとみることもできます。

また、新規の入会も受け付けており、利用者の感想なども株マイスターのホームページ上であるとはいえ寄せられているます。
これらのことから、少なくとも現在は、株マイスターによる投資の助言に対して一定の需要があることがわかります。

株マイスターに潜入して調査することはできないので、確かなところは調査できません。
しかし一般的に考えれば、行政処分直後は利用者が減っていたというのが妥当な見方でしょう。

【疑惑3】現在は安心して利用できる投資顧問会社なのか?

チャート

SQIジャパン及び株マイスターは、上述のような理由で一度は行政処分を受けました。
現在は営業再開を果たしている株マイスターは、安心して利用できる投資顧問会社と言えるのでしょうか。

SQIジャパンは、業務停止命令とともに業務改善命令も課されました。
その業務改善命令について詳しく見てみましょう。

関東財務局の発表によると、不適切な広告の掲載の停止、不適切行為の発生原因を分析及び再発防止策の策定・実施などが業務改善命令として出されています。
また、全ての顧客に対する今回の行政処分についての説明などを行うことも求められています。

現在、株マイスターは再び運営されており、行政処分を受けることもないようなので、これらの業務改善命令をSQIジャパンはクリアしたとみられます。
すなわち、SQIジャパン及び株マイスターは不適切な広告を停止し、不祥事の再発防止策もきちんと策定したため、行政処分を受けるような事態は起こっていないと言うことができます。

一度は、誇大広告で集客を狙っていたのかもしれない株マイスターですが、現在のところはその方針を変えて適切に業務を展開しているようです。
そのため、株マイスターは悪質な投資顧問ではないと考えられます。

SQIジャパン及び株マイスターが、かつて営業停止命令を受けたという過去は消せません。
しかしその後、業務改善命令に従って再び営業を始めから現在に至るまで、再び行政処分を受けた事実はありません。
株マイスターは過去の行為を十分に反省し、業務を改善することができたと言えるのではないでしょうか。